この記事の結論

Mac Studio中古はM1 Max/Ultra・M2 Max/Ultra・M3 Ultra・M4 Maxのどれを選ぶか。Apple公式の新品価格・整備済製品価格・当サイト出品データとメモリ帯域幅からチップ別の選び方を整理しました。

Mac Studio中古 結論 — 2026年9月時点でどの構成を選ぶか

Mac Studioの中古を検討するうえでまず押さえておきたいのは、Appleの新品ラインナップが2026年9月10日時点でM5 Max/M5 Ultraに切り替わっており、この記事で扱うM1 Max/M1 Ultra、M2 Max/M2 Ultra、M3 Ultra、M4 Maxはいずれも新品販売が終了しているという点です。これらの世代を手に入れる主なルートは、中古市場とApple整備済製品(Refurbished)の2つに絞られます。

用途別の目安は次の通りです。

  • ローカルLLMを70B級までQ4量子化で動かしたい:メモリ96GB以上(M2 Maxの最大構成、またはM3 Ultra以上)を狙う。モデルサイズとメモリの関係はローカルLLMのメモリガイドで詳しく解説しています
  • 予算を抑えて動作を試したい・軽量モデル中心:M1 Max 32〜64GBが世代のなかでは最も入手しやすい価格帯になりやすい構成です
  • 大規模モデルを本気で動かしたい(4,000億パラメータ超級など):M3 Ultra 256GB以上。新品は終売のため中古かApple整備済製品を探すことになります(整備済製品は2026年9月10日時点で96GB/1TB・96GB/2TB・256GB/1TBの3構成のみ在庫)
  • 避けたい判断ミス:メモリ帯域幅は同じ「Max」というチップ名でも世代とGPUコア数で異なります(M1 Max/M2 Maxは400GB/s、M4 Maxは410〜546GB/s)。チップ名だけで速度を判断しないでください

当サイトの出品データは2026年9月10日時点でMac Studioの稼働中出品が2件、成約実績はゼロ件です。この記事内の価格は「相場表」ではなく実際の出品事例として扱ってください。数値の根拠はApple公式の新品価格、Apple整備済製品の掲載価格、当サイトの出品事例の3つに限定し、出典のない相場比率は掲載していません。

Mac Studioの構成一覧と新品価格 — Apple公式(2026年9月10日時点)

まず現行モデルを確認しておきます。Mac Studioは、CPUとGPUが同じメモリ空間を共有するユニファイドメモリを採用しており、2026年9月10日時点のApple公式仕様ページではM5 Max/M5 Ultraの2系統・4構成が案内されています。

チップ構成CPUGPUメモリ帯域幅標準〜最大メモリApple公式価格(税込)
M5 Max(32コアGPU)18コア32コア460GB/s36GB419,800円〜
M5 Max(40コアGPU)18コア40コア614GB/s48GB〜128GB527,800円〜
M5 Ultra(64コアGPU)30コア64コア1.2TB/s96GB949,800円〜
M5 Ultra(80コアGPU)36コア80コア1.2TB/s96GB〜512GB1,183,800円〜

出典:Apple公式 Mac Studio 仕様ページおよびApple公式ストア 購入ページ(いずれも2026年9月10日取得)。メモリを上位に変更した際の正確な追加金額はApple公式サイトの購入フローで実際に構成しないと表示されないため、本記事では基準構成の価格のみを掲載しています。

この新品価格を基準にすると、中古で流通しているM1〜M4世代のMac Studioがどのくらいお買い得かを判断しやすくなります。Apple公式のニュースルーム発表によると、Mac Studioの発売時価格(税込・エントリー構成)はM1 Max世代が249,800円(2022年3月8日発表・3月18日発売)、M2 Max世代が298,800円(2023年6月5日発表・6月13日発売)、M4 Max世代が328,800円(2025年3月5日発表・3月12日発売)と、世代ごとに段階的に上がってきました。各世代の詳しいスペックは次の章で比較します。

Mac Studio中古相場とApple整備済製品 — 当サイトの出品データと注意点(2026年9月10日時点)

「mac studio 中古」を探すときに気をつけたいのは、Mac Studioは出品数自体が少ない高額商品だという点です。当サイトの2026年9月10日時点の集計では、Mac Studioの稼働中出品は2件、成約実績はゼロ件、出品者数はサイト全体(Mac miniを含む)で3名にとどまります。以下は実際の出品事例で、相場の平均や中央値を示すものではありません。

チップメモリ状態価格最終出品日
M2 Max64GB出品中258,000円2026-02-18
M2 Ultra192GB出品中850,000円2026-02-12

出典:当サイト出品データ(2026年9月9日19:01取得、2026年9月10日時点で稼働中)。この2件以外にMac Studioの出品・成約実績はありません。

Mac Studio M2 Max 中古の出品例

M2 Max・メモリ64GB構成が258,000円で出品中です(2026年2月18日出品)。Apple公式のM2 Max搭載Mac Studioの発売時価格は298,800円(税込)からでした(2023年6月13日発売)。中古と新品発売時価格を単純比較すると差額は約4万円ですが、これは1件のみの事例であり、構成(GPUコア数・SSD容量・付属品の有無)や販売時期によって価格は変動します。M2 Maxのスペック詳細はこの記事のスペック比較表を参照してください。

Mac Studio M2 Ultra 中古の出品例

M2 Ultra・メモリ192GB構成(M2 Ultraで構成できる最大メモリ)が850,000円で出品中です(2026年2月12日出品)。Apple公式のMac Studio発売時価格「298,800円から」はM2 Max搭載のエントリー構成の価格で、M2 Ultra・192GB構成はそれよりも高額な上位構成でした。整備済製品にもM2 Ultraの在庫は2026年9月10日時点でありません。

Apple整備済製品のMac Studio(2026年9月10日時点)

中古のほかに、Apple整備済製品という選択肢もあります。Apple自身が検品・保証を付けて再販する経路で、2026年9月10日時点でMac Studioの在庫は次の3構成のみでした。すべてM3 Ultra(32コアCPU/80コアGPU)で、M1 Max/M1 Ultra/M2 Max/M2 Ultra/M4 Maxの整備済製品在庫はありません。

チップ構成メモリSSD価格(税込)
M3 Ultra(32コアCPU/80コアGPU)96GB1TB976,800円
M3 Ultra(32コアCPU/80コアGPU)96GB2TB1,053,800円
M3 Ultra(32コアCPU/80コアGPU)256GB1TB1,588,800円

出典:Apple公式 整備済製品ストア(2026年9月10日取得)。在庫は流動的で、上記の構成は今後入れ替わる可能性があります。Apple整備済製品は原則として新品同様の保証・返品条件が付くため、同じ構成の中古出品より高額になりやすい一方、状態のばらつきを心配する必要がありません。

M1 Max/Ultra・M2 Max/Ultra・M3 Ultra・M4 Max スペック比較表(Apple公式仕様)

ここからは中古で流通する4世代・6チップのスペックを、Apple公式のニュースルーム発表および技術仕様ページの数値でまとめます。「Max」は1チップ構成、「Ultra」はMaxダイを2つ接続した構成で、いずれもCPU・GPUコア数の異なる2バリエーションが用意されていました。

チップCPUGPUNeural Engineメモリ帯域幅最大メモリMac Studio発売日
M1 Max10コア24〜32コア16コア400GB/s64GB2022年3月18日
M1 Ultra20コア48〜64コア32コア800GB/s128GB2022年3月18日
M2 Max12コア30〜38コア16コア400GB/s96GB2023年6月13日
M2 Ultra24コア60〜76コア32コア800GB/s192GB2023年6月13日
M3 Ultra28〜32コア60〜80コア32コア819GB/s512GB2025年3月12日
M4 Max14〜16コア32〜40コア16コア410〜546GB/s128GB2025年3月12日

出典:Apple公式ニュースルーム「Apple、まったく新しいMac StudioとStudio Displayを発表」(2022年3月8日)、「Apple、新しいMac Studioを発表」(2023年6月5日)、「Apple、M4 Maxと新しいM3 Ultraを搭載したMac Studioを発表」(2025年3月5日)、およびApple公式Mac Studio技術仕様ページのアーカイブ(2022年3月・2023年6月・2025年3月取得分)。

UltraFusion — Ultraチップは「Maxを2つ繋いだもの」

M1 Ultra・M2 Ultra・M3 UltraはいずれもAppleのUltraFusionというパッケージング技術で、Maxチップのダイを2枚接続して作られています。トランジスタ数はApple公式発表でM1 Ultraが1,140億個、M2 Ultraが1,340億個、M3 Ultraが1,840億個と世代ごとに増加しています。ダイ間の接続帯域幅はM1 UltraとM3 Ultraのニュースルーム発表でいずれも「2.5TB/s以上」と説明されており、CPU・GPUからは2つのダイが1つのチップとして認識される設計です。中古選びの観点では、UltraはMaxよりメモリ帯域幅とGPUコア数がほぼ倍になる一方、価格・消費電力も大きく上がる点を踏まえて選ぶ必要があります。

同じ「M4 Max」でも帯域幅が違う — GPUコア数を必ず確認する

M4 Maxは1つのチップ名でも、Apple公式仕様上14コアCPU/32コアGPU構成(410GB/s)と16コアCPU/40コアGPU構成(546GB/s)の2バリエーションがあり、後者のみメモリを48GB以上に構成できます。中古の出品ページやフリマの説明文が「M4 Max」としか書いていない場合、GPUコア数とメモリ容量を確認しないと帯域幅を特定できません。同様にM1〜M3世代のMax/Ultraも、基本構成とGPUコア数を増やした構成でメモリ上限が変わる仕組みになっています(M2 Maxは30コアGPUで64GBまで、38コアGPUで96GBまで、など)。購入前は「このMacについて」のシステムレポートでCPU・GPUコア数とメモリ容量を必ず照合してください。

メモリ容量別 対応チップとローカルLLMの目安

Mac Studioを中古で選ぶ最大の分岐点はメモリ容量です。ここではMac Studioで実際に構成できる64GB/96GB/128GB/192GB/256GB/512GBの6段階について、該当するチップと、ローカルLLMのメモリガイドで示したモデルサイズ別必要メモリ(Q4量子化で7Bが約4.5GB、30Bが約20GB、70Bが約40GB、Q8量子化で70Bが約75GB、Q4量子化で405Bが約230GB)に照らした目安をまとめます。

メモリ該当する構成ローカルLLMの目安(Q4基準)
64GBM1 Max最大構成 / M2 Ultra標準構成30Bクラスまで快適。70B(約40GB)は動作可能だが余裕は少ない
96GBM2 Max最大構成(38コアGPU) / M3 Ultra標準構成70B Q4は余裕を持って動作。70B Q8(約75GB)はぎりぎり収まる水準
128GBM1 Ultra最大構成 / M4 Max最大構成(40コアGPU)70B Q8に余裕。複数の中規模モデルを同時に起動しやすい
192GBM2 Ultra最大構成70B Q8をさらに余裕を持って運用。長いコンテキスト長でのKVキャッシュ増加にも対応しやすい
256GBM3 Ultra構成405B Q4(約230GB)がぎりぎり収まる水準
512GBM3 Ultra最大構成(32コアCPU/80コアGPU)405B Q4に余裕。Apple公式発表では「パーソナルコンピュータ史上最も大容量」とされる水準

推論速度(tokens/sec)はメモリ容量ではなくメモリ帯域幅とモデルサイズで決まります。世代別の帯域幅と推論速度の関係はM1・M2・M4チップ徹底比較で詳しく扱っているので、速度を重視する場合はあわせて確認してください。量子化の仕組みやコンテキスト長とメモリ消費の関係もローカルLLMのメモリガイドにまとめています。

用途×予算の早見表 — どのチップ・メモリを選ぶか

ここまでのスペックを踏まえて、用途別に狙うべきチップとメモリの組み合わせを整理します。価格は変動するため金額の記載は避け、Apple公式仕様から読み取れる特性のみで判断基準を示します。

用途推奨チップ推奨メモリ理由
動作確認・軽量モデル中心M1 Max32〜64GB4世代のなかでは発売から最も年数が経っており、中古の選択肢が見つけやすい
日常のAI活用・30B級モデルM2 Max64〜96GB38コアGPU構成なら96GBまで対応。帯域幅400GB/sはM1 Maxと同水準
70B級モデルを本格運用M2 UltraまたはM3 Ultra96〜192GB800GB/s以上の帯域幅はUltraチップ共通の強み
100Bクラス超・複数モデル同時運用M3 Ultra256〜512GBApple公式が「パーソナルコンピュータ史上最も大容量」と説明する構成
動画編集・3DCGなどAI以外の重い作業M4 Max(40コアGPU)48〜128GB546GB/sの帯域幅は中古で流通するM1〜M2世代のMaxを上回る

予算とメモリ容量のどちらを優先するか迷ったら、まず「動かしたい最大のモデルサイズ」を決め、メモリガイドの目安に沿って必要メモリを逆算する順番がおすすめです。

中古Mac Studioを選ぶ前に確認すべきこと

Mac Studioはデスクトップ機のためバッテリーを内蔵しておらず、バッテリー劣化は心配不要です。その代わりに、次の点を出品ページの記載やシステムレポートで確認してください。

  • CPU・GPUコア数:同じチップ名でも複数のGPUコア構成があるため、「このMacについて」の詳細で正確なコア数を確認する
  • メモリ容量とストレージ容量:出品時のスクリーンショットや「システムレポート」で実際の搭載量を照合する
  • SSDの健康状態:S.M.A.R.T情報や書き込み量を確認する
  • 付属品:純正電源ケーブルの有無、初期化状態(Appleアカウントのサインアウト・アクティベーションロック解除)

より詳しいチェック項目とその確認方法は中古Mac購入チェックリストにまとめているので、購入前に必ず目を通してください。

内蔵SSDの上限と外付けSSDの使い分け

内蔵SSDの最大容量もApple公式仕様で世代ごとに決まっています。Apple公式ニュースルームの発表によると、M1 Max/M1 Ultra世代は最大8TB、M2 Max/M2 Ultra世代も最大8TB、M3 Ultra/M4 Max世代は最大16TBまで構成可能でした。ただし内蔵SSDの容量を上げると新品・中古とも価格が大きく上がるため、内蔵は必要最小限にとどめ、外付けSSDで容量を確保する選択肢もあります。「mac studio 外付けssd」で探す場合の選び方(接続方式や速度の目安)は外付けSSDの選び方で解説しています。

買い時・売り時の考え方

Apple公式ニュースルームの発表日で見ると、Mac Studioは2022年3月8日(M1 Max/Ultra)、2023年6月5日(M2 Max/Ultra、約15か月後)、2025年3月5日(M3 Ultra/M4 Max、約21か月後)というペースで新しい世代が発表されてきました。次の世代(M5 Max/M5 Ultra搭載Mac Studio)は2026年9月10日時点で既に現行モデルとして販売されており、この記事で扱うM1〜M4世代はいずれも「型落ち」の位置づけになります。

型落ち世代は新品終売直後よりも、次の新モデル発表後にさらに価格がこなれる傾向があるとされますが、この点について当サイトが継続的に追える価格データはまだ揃っていません。売却タイミングの一般的な考え方や、メモリ容量がリセールバリューに与える影響は大容量メモリMacのリセールバリューを、下取りとの比較はMac下取り比較を参照してください。

まとめ — Mac Clawで中古Mac Studioを探す

Mac Studio中古選びのポイントを改めて整理します。

  • 2026年9月10日時点でApple新品はM5 Max/M5 Ultraに切り替わっており、M1 Max〜M4 Maxはすべて中古かApple整備済製品でしか入手できない
  • 同じチップ名でもGPUコア数によってメモリ帯域幅・最大メモリが変わるため、出品ページの記載を鵜呑みにせずシステムレポートで確認する
  • ローカルLLM用途ならメモリ容量から逆算し、70B級なら96GB以上、4,000億パラメータ超級なら256GB以上のM3 Ultraを検討する
  • 当サイトの出品データはまだ少なく(2026年9月10日時点で稼働中2件)、価格は個別の出品事例として参照する

Mac Studioの出品一覧では、チップとメモリ容量で絞り込んで検索できます。目的の構成が決まっている場合は、M1 Max 64GBM2 Max 96GBM2 Ultra 192GBM1 Ultra 128GBM4 Max 128GBM3 Ultra 256GBM3 Ultra 512GBのように構成別のページから探すこともできます。Mac Studio以外の選択肢も検討したい場合は商品一覧から幅広く見比べてください。