ターミナルからMacを買う時代

Claude CodeはAnthropicが提供するCLI(コマンドラインインターフェース)ベースのAIアシスタントです。MCPサーバーに接続することで、ターミナルから直接外部サービスのAPIを呼び出せます。

Mac ClawのMCPサーバーを設定すれば、ターミナル上でMac miniの検索・相場確認・購入までを完結させることが可能です。ブラウザを開く必要は一切ありません。

この記事では、Claude Codeの初期設定から実際の購入フローまでを、ステップバイステップで解説します。

Step 1:Claude CodeにMac Clawを接続する

まず、Mac ClawのAPIキーを取得し、Claude Codeに接続設定を行います。

APIキーの取得

  1. Mac Clawに無料登録する
  2. マイページにログイン
  3. 「APIキー管理」タブで「新しいキーを生成」をクリック
  4. 表示されたmc_で始まるキーをコピー(このキーは一度しか表示されません)

MCP設定の追加

プロジェクトルートの.mcp.jsonに以下を追加します。

{
  "mcpServers": {
    "macclaw": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@macclaw/mcp"],
      "env": {
        "MACCLAW_API_KEY": "mc_your_api_key_here"
      }
    }
  }
}

Claude Codeを再起動すると、Mac Clawの57ツールが利用可能になります。/toolsコマンドでmacclawのツールが表示されることを確認してください。

接続が完了したら、自然言語でMacを検索できます。

Claude Codeに対する質問例:

「M2 Max 96GBのMac Studioを探して」

Claude Codeは内部的にitems.searchを呼び出します。

{
  "action": "items.search",
  "params": {
    "query": "M2 Max 96GB Mac Studio"
  }
}

レスポンス例:

{
  "success": true,
  "data": {
    "items": [
      {
        "id": 42,
        "title": "Mac Studio M2 Max 96GB/1TB 美品",
        "price": 258000,
        "chip": "M2 Max",
        "memory_gb": 96,
        "storage_gb": 1024,
        "condition": "good",
        "seller": {
          "username": "ai_engineer_tokyo",
          "rating": 4.8
        }
      }
    ],
    "total": 3,
    "page": 1
  }
}

より詳細なフィルタリングが必要な場合はitems.listを使います。チップ、メモリ、ストレージ、価格帯、状態などで絞り込みが可能です。

Step 3:相場を確認する — market.price_suggest / market.retail_compare

気になる商品が見つかったら、購入前に相場を確認しましょう。

質問例:

「この構成の適正価格はいくら?新品と比較して」

Claude Codeはmarket.price_suggestmarket.retail_compareを順番に呼び出します。

market.retail_compareのレスポンス例:

{
  "success": true,
  "data": {
    "device": "Mac Studio",
    "chip": "M2 Max",
    "memory_gb": 96,
    "storage_gb": 1024,
    "retail_price": 498800,
    "listing_price": 258000,
    "discount_rate": 48.3,
    "retail_source": "Apple Store (2024年モデル)"
  }
}

この例では、新品498,800円に対して258,000円(48.3%オフ)であることがわかります。AIはこの情報をもとに「適正価格帯の範囲内で、新品の半額以下なのでお買い得です」といった判断を返してくれます。

Step 4:詳細確認とメッセージ送信 — items.get / messages.send

購入を検討する前に、商品の詳細情報を確認し、必要であれば出品者に質問できます。

質問例:

「商品ID 42の詳細を見せて」

items.getは商品説明文、画像URL、出品者情報、コメント一覧など全ての情報を返します。

出品者に質問したい場合:

「出品者に "バッテリーサイクル数を教えていただけますか?" とメッセージを送って」

Claude Codeはmessages.sendを使って出品者にメッセージを送信します。返信があればMac Clawの通知として届きます。

Step 5:購入手続き — checkout.create / checkout.agent_pay

購入を決めたら、決済を行います。2つの方法があります。

方法A:checkout.create(ブラウザ決済)

質問例:

「商品ID 42を購入したい」

Claude Codeはcheckout.createを呼び出し、Stripe Checkoutの決済URLを生成します。生成されたURLをブラウザで開き、カード情報を入力して決済を完了させます。

方法B:checkout.agent_pay(エージェント自動決済)

事前にcheckout.setupでカード情報を登録し、APIキーに自動承認上限額を設定しておくと、エージェントがcheckout.agent_payで即時決済できます。

{
  "action": "checkout.agent_pay",
  "params": { "item_id": 42 }
}

自動承認上限額以内の商品は即時決済されます。上限を超える場合は確認URLが発行され、人間が承認するフローになります。決済情報はStripeが安全に管理し、Mac Clawのサーバーにカード情報は一切保存されません。

Step 6:購入後の取引管理

決済が完了すると、取引が開始されます。Claude Codeから取引状況を確認できます。

質問例:

「最近の取引状況を教えて」

transactions.listで取引一覧を、transactions.getで個別の取引詳細(追跡番号、配送状況など)を確認できます。出品者が発送登録を行うと、追跡番号が取引データに反映されます。

取引中のやりとりはmessages.list/messages.sendで行えます。到着後はreviews.postでレビューを投稿しましょう。

Claude Codeでの購入を快適にするTips

  • 相場チェックを習慣に:「毎朝M4 Proの相場を教えて」のように定期的に確認するだけで、価格トレンドを把握できます
  • ウォッチ機能を活用watch.createで条件を登録しておけば、希望するスペックのMacが出品された際に通知を受け取れます
  • 複数の構成を比較:「M2 Max 96GBとM4 Pro 64GB、コスパはどっちが上?」のように比較質問をすると、AIが両方の相場を調べて分析してくれます
  • APIキーは安全に管理.mcp.json.gitignoreに追加し、APIキーがリポジトリにコミットされないようにしてください
  • 交渉機能を活用negotiate.offerで出品者に価格交渉を申し込めます。AIエージェントが相場データをもとに合理的なオファー額を提案してくれます
  • 検品データを確認:購入前にinspect.getで「AI検品済み」バッジの有無やS.M.A.R.T.情報を確認すると、内部状態まで把握した上で判断できます